さて、春に購入したのち、酷暑の夏はお休みでしたが、涼しい秋になって何回かプチツーしてみて、いろいろ感じるところがありました。リターンする前最後に乗っていたナナハンを引き合いに出しても意味はないので、ここはやっぱり同じスズキのニーハンと比べてみたいと思います。
というわけで、19歳の時に乗っていたGSX250Eのスペックと単純比較してみます。
タイプグレード名 | GSX250E-2 | GSX250R |
型式 | GS25X | 2BK-DN11A |
発売年 | 1981 | 2019 |
排気量 (cc) | 249 | 248 |
エンジン形式 | 空冷4サイクル並列2気筒 | 水冷4サイクル並列2気筒 |
バルブ駆動方式 | DOHC_4バルブ | OHC_2バルブ |
ボア(mm) | 60 | 53.5 |
ストローク(mm) | 44.2 | 55.2 |
最高出力(PS) | 29ps/10000rpm | 24ps/8000rpm |
最大トルク(kgf・m) | 2.2kgm/8000rpm | 2.2kgm/6500rpm |
燃料供給方式 | SUキャブレター | インジェクション |
全長 (mm) | 2060 | 2085 |
全幅 (mm) | 755 | 740 |
全高 (mm) | 1090 | 1110 |
ホイールベース (mm) | 1360 | 1430 |
車両重量 (kg) | 153.7 | 178 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | |
ブレーキ形式(後) | ドラム | 油圧式ディスク |
リアサスペンション | モノショック | ツインショック |
タイヤ(前) | 90-18相当 | 110/80-17 |
タイヤ(後) | 100-18相当 | 140/70-17 |
新車価格 | 33万円 | 52.7万円(8%税込) |
空冷か水冷か、というのはぶっちゃけあまり気にならず、体感的に違うのは時代の流れでインジェクション化が進んだこと。当時は、大型の輸出車にしか搭載されなかった電子燃料噴射が今は普通になりました。始動性の観点では心理的不安がほぼなくなったと言えます。気にならない、とは書きましたが、水冷のメリットももちろんありました。すなわち、「水冷+フルカウル」だと足元からの発熱をほとんど感じない。真夏に乗らなかったからかもしれませんが、内燃機関に跨っているという感じがしません。モーターみたいな。あと「250ってこんなにトルクフルだったかな?」と思います。表をみてもわかるように数字的には同じなのですが、ロングストローク化して、かつ、馬力を抑えている分、トルクバンドを広くセットしている印象があります(どうりで、乗りやすいわけだ!)。
唯一残念なのは、DOHCのメカニカル音が聞こえないこと、でしょうか? 250Rの音が悪いというわけではなく、単にノスタルジーなのかもしれませんが、当時、250Eの音に惹かれて買ったようなところもあり。。
スズキの2気筒250ccのスーパースポーツの系譜としては、GSX250E KATANAでいったん途切れ、その後、4気筒全勢になったので、しばらく空いて、21世紀になった後のGSR250の登場を待つ必要があります。GSX250Rはある意味GSRの発展系でありグローバルモデルなので出来が悪いわけがない! なるほど。
そして最後はスタイリング。これはもう見事という他ありませんね。
。。というわけで、40年の進化をつくづく感じながらプチツーに勤しむ2024秋のシーズンでありました。